鮮やかな黄色の葉で秋を感じさせてくれたイチョウの木
も散り始めました。桜通りのイチョウ並木も有名ですが、
当院近くでは、更生通りから平六通りの環状線の両側に
イチョウの街路樹ありますね。
でも12月初めに、その街路樹がまだ黄色の葉が散る前に、
枝の剪定が始まっていました。せっかく黄色で街に色どり
を添えているのにと思いましたが、よく見ると電線を巻い
ているように枝が伸びているのですね。
左側が手前から剪定されたイチョウの樹

写真:イチョウの葉の中を電線が通っている。下は、剪定後のイチョウの樹
イチョウの木は枝の伸びが早く、放っておくとかなり
大きくなるようです。そういえば、イチョウの木は寺の
広い境内や公園などでみますが、庭木ではみませんね。
そんな伸びやすい樹をどうして街路樹に植える理由は?
排気ガスや、アスファルトの間の固い土地に植えられた
りという苛酷な環境に強く寿命も長いこと、さらには水
分を多く含み燃えにくい材質で火災の際、延焼を食い止
めるのに役立つそうです。また、病害虫もほとんど付か
ず、消毒散布も必要はないそうです。
こんな理由で、植えられてきた様ですが、近年は、
その繁殖力の強さで根が舗装を持ち上げてしまう問題が
あり、新しい道路にはあまり植えられなくなっていると
のこと。
季節の景観と現実の問題と、両立はなかなか難しいですね。
でも電柱が地中化した道路、見た目はすっきりですが、
街路樹がないと何か殺風景な気がしますが、皆さんは
いかが感じますか。